2016年は過去数年と比較すると日射量が少なく、異常気象?とも思える年でした。では過去数十年遡ってみるとどんな感じでしょうか?これから先20年間の発電量を予測する上でも、長期的な気象変動傾向を知ることは重要です。
そこで、気象庁の過去データから日照時間と日射量の数値を抜き出してグラフ化しました。毎年恒例ですね・・・^^;
日射量が過去数年にわたり記録されている都市は意外と少なく、東日本代表として筑波市、西日本代表として大分市のデータを1971年~2016年まで拾い上げます。
それではハリキッテどうぞっ!!^^
まずは東日本代表、筑波市です。
グラフで比較しやすいように、平均全天日射量(MJ/m2)は100倍した値で表示しています。日照時間と日射量はほぼ相関があるのが分かります。2016年はここ数年で見るとかなり落ち込んでますが、それでも2010年とほぼ同じレベル、46年間の推移でみると平均くらいのようです。逆に2006年や2003年の日射量は2016年よりもさらに1割程度低い値です。どうやら2016年を中心に上下1割程度の変動があるようで、シミュレーションを作る場合には2016年の実発電データがかなり参考になるのではと思います。まぁ楽観的な私としては、1990年あたりから平均的に緩やかな上昇カーブを描いているようにも見えますが・・・^^;なんせ月によっては歴史的な日照不足とニュースで騒がれた2016年ですが、それでも1年ならせば平均的なのですから、今年はもう少し期待したくなりますね。^^
次に西日本代表、大分市です。
大分市の場合は、去年・一昨年よりも日照時間・日射量共に上昇していますね。ここ数年を見ても去年が底だったように見えます。1990年あたりからの上昇傾向がやや減速しているようにも見えますが、何とか踏ん張って上昇傾向を維持してほしいものですね。^^
おまけ
日射量日本一!甲府のデータです。
ここ数年、日射量は安定的に15MJ/m2を超えています!やはり1990年からの上昇傾向が確認できますが、特に2007年以降2013年をピークに日照時間はそれなりに変動していますが、日射量のぶれない安定感が目を引きます。いやー素晴らしい!!
やはり山梨は一味違いますね。発電所を作るのも大変ですが・・・^^
コメント
今年もよろしくお願いします♪
この日射量の推移を見てみると、昨年の日射量もそんなに悲観する感じでは無かったんですね~(^^)
日射量の低かった昨年でも、特に問題なくキャッシュを遣り繰りできたので、よっぽどのことが無ければこの先も大丈夫!と自分に言い聞かせてやり過ごしていましたが(^^ゞ
今年の日射量に期待しつつも、まだこの先、昨年以上の低日射量の年がくると言う事を頭に入れておかなくてはですね。
それにしても、甲府の日射量・・・羨ましい(^q^)
ばっしーさん
本年もよろしくお願い致します!(^^)
そうなんですよー。記録的な異常気象と騒がれたわりに、過去の傾向からすると平均くらいだったようです。そうすると、やはり日射量自体は全国的に見てもここ20年は上昇傾向にあるのかも?なーんて案外楽観的に見てます。(^^)
しかし山梨は流石に凄いですね!ただ、無理して山梨で作るより、地元の安い土地で1割以上パネルを増した方が利回り的には良くなるかもしれません。(^^;;
ひなぱぱさん、明けましておめでとうございます⛩。
今年もよろしくお願いします。大分を取り上げて頂きありがとうございます!
昨年は一昨年よりは良かったのは実感します。
それでもシュミレーショントントンですが(^_^;)。
あやぱぱさんご指摘の通り大分は下降気味ですね。
これは九州全体に言えるかもしれません。
2017年から上昇して欲しいですね。
yukenさん
今年もよろしくお願い致します!(^^)
九州は10年前までの勢いを取り戻せばまだまだ発電量伸びるはずですが、やはり台風がポイントなんでしょうかね?次回はせっかくなので、もっといろいろな場所のグラフを作ってみたいと思います。(^^)
ひなぱぱさん
明けましておめでとうござます。
興味深いデータですね。
私も振幅を繰り返し右肩上がりに見えます。
私の場合は去年の4月から連系しているので
早く1月から3月までのトラックレコードを
知りたいところです。
今年も興味深い情報期待しております。
宜しくお願い致します。
かわさん
本年もよろしくお願い致します!(^^)
グラフ化すると数字だけでは分からない傾向が見えて面白いですよね。次回はもう少し過去にまで遡ってみたいと思います。(^^)